視力検査では測れない!メバルの目力の秘密

視力検査では測れない!メバルの目力の秘密

春告魚のひとつとされ、上品な味わいが愛されてきた”メバル”
そのメバルの一番の特徴は「大きく張りでた目」です。
他の魚と比べて、立派な目を持っているメバルの視力は、とても良いとされています。
しかし、視力を数値で測ってみると、0.1から0.15程度…。

調べてみると、「魚の目の良さ」は私達の尺度では図りきれない独自のルールがありました。
魚界でも随一の目の良さを誇るメバル。
本日はそんなメバルの「目のひみつ」をトピックにお送りします♪

メバルの目の秘密

メバルの大きく張り出した目は、いつの時代でも衝撃的。
江戸時代の百科事典には、ふつうの魚には見えなかったのか「メバル⇒ヒキガエルが変化したもの」と紹介されています。

そんなメバルの大きな目が数ある魚の中でも大変優れていることは、釣りを好む一部の人には有名な話です。
しかし実際にメバルの視力を測定すると、約0.1から0.15程度と言われています。
人間界で0.15と言ったら、メガネやコンタクトレンズがないと不便に感じる数値ですよね。

調べてみると魚の視力はその数値だけでは測れないものでした。
目の良さを図る要素のひとつに「視野の広さ」があります。
「魚眼レンズ」の視野は、人と比べ物にならない広さ。魚にとって死角となるのは、身体の後方の一部だけなのです。
また、「瞬間的に物の形を識別する能力」は人の50倍、「濁った水の中で物を見る能力」は人の約2倍ともいわれています。
無人島に漂着した一般人がモリなどで魚を突いてつかまえるのは、そう簡単なことではないようです。さらに、コイやヒラメなどは、人には見えない紫外線まで見えるといいます。

その他にも魚が水中にある釣り糸(ハリス)を見る視力を「線視力」と呼び、ふつうの視力と区別しているそうです。
魚はふつうの視力よりも、この線視力のほうが2~3倍も良いといわれています。
つまり、釣り糸につけたエサよりも先に釣り糸を見つけてしまうことも十分にあるということです。 メバルは、この能力が非常に優れているといわれていて、ハリスの太さに気をつかう釣り人も多いと言われています。

「ランドルト環(視力表に並んだCみたいな形)」の向きがわかる、みたいな視力は、人間限定のものさしなのかもしれません。

目張と鮴 漢字の由来

メバルには「目張」と「鮴」、2つの漢字が宛がわれています。
まずは「目張」という漢字からお話します。
この漢字の由来は、見たままの印象の通り、目が大きく開き、見張っていることから「眼張(めばる)」と呼ばれるようになりました。

『大和本草』には、「目ばる・・・略・・・目大なる故名づく。黒赤二色あり・・・略・・・めばるの子を鳴子と云」と記されており、頭部の半分近くを占めるこの大きな眼から、「目張」と命名されたことがわかります。

では「鮴」の由来はどのようなものでしょうか?
メバルは根魚(ねうお)を呼ばれるタイプの魚で、岩礁の間や海藻の繁るところに生息していて、その場所からあまり動かず、遠くに移動しません。「鮴」の漢字は、メバルが岩と岩の間に隠れて、じっと休んでいるように見えるので「休む魚」という意味に由来します。

メバルを美味しく食べるには

美味しいメバルの見分け方

美味しいメバルを選ぶ際は「体表がハッキリとしている」ものを選びます。
メバルの鮮度が落ちてくると体表の色がぼけてくるため、目利きする際には最も重要なポイントとなります。

その他にも、以下のポイントが挙げられます。
・目の濁りがなく、澄んでいるもの
・身に光沢や張りがあるもの
・17~18cm前後位のもの

メバルを美味しく料理するポイントは?

透明感のある白身の魚で、上品な味わいをしているメバルは、煮てもよし、焼いてもよし、揚げてもよしの優等生。
今回はその中でも代表的な調理法として挙げられる煮付けのポイントをご紹介します♪

-美味しい煮付けをつくるポイント-

ポイント1 下処理を丁寧に行う
この処理をすることで、くさみを出さずにおいしく煮付けを作ることができます。
工程ごとに丁寧に冷水で洗って水気を拭きとることを意識し、特に腹の中を洗うときには、ハブラシなどを使用して血合いまできれいに洗うようにします。

ポイント2 霜降りで臭みを軽減

最も重要なのは「霜降り」という作業。
霜降りとは、100度の湯に水を差した80~90度の湯を、メバルの皮が破れないように落し蓋をしたメバルに注ぎ、その後冷水で洗う作業のことです。

ポイント3 落し蓋の上にフタはしない
落し蓋に加えてフタをすると、においがこもってしまいます。
煮付けるときには、煮汁を沸騰させてからメバルを入れるようにし、落し蓋をして魚全体に煮汁がまわるようにすると、とても美味しい煮付けが出来上がります。

(外部サイト)おすすめレシピ

女性に嬉しい栄養効果がいっぱいの”メバル”

スタイル維持やお肌のお手入れ…。
日々頑張っている女性に嬉しい栄養素が、メバルにはたくさん含まれています。

高タンパク低カロリー
メバルの良質なタンパク質には体力向上、代謝活動の促進、免疫力を向上させる働きがあります。脂質が少ない分、消化吸収がよく、効率的にタンパク質を補充できるため、お年を召した方やダイエット中の方にもぴったりです。

カルシウムが豊富
骨ごと食べない魚の中ではカルシウム量(100gあたり80mg)は特異的に多く、骨粗しょう症の予防に効果があります。

美肌効果が高い
メバルにはレチノールは脂溶性ビタミンを含みます。
レチノールは肌の健康を保ち、成長促進を助けると言われております。さらにコラーゲンもたっぷり!

くりっとした見た目と、上品でいろんな食べ方を楽しめるのが特徴のメバル!
旬を迎えた今、ぜひいろんなお味でメバルを楽しんでみてください♪