なぜ日本のお庭には柿があるの?

なぜ日本のお庭には柿があるの?

-柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺-

古より秋の1コマとして当たり前のように登場する「柿」

日本の国果物にも指定されている柿は、日本人にとって、最も身近にある果物のひとつかもしれません。

そこで疑問が一つ。
なんで日本のお庭には、ぶどうでもなく、さくらんぼでもなく、柿の木が植わっているのでしょうか?

身近にいるからこそ気づかなかった!?
魅力たっぷりの柿にフォーカスします!

お庭に柿が植わってる理由

柿は日本最古の〇〇〇〇

柿が食用として広がったのは、鎌倉時代から。
柿は大きく分けて渋柿と甘柿がありますが、
普段身近にみることのある柿の木のほとんどが「渋柿」にあたります。

食用は甘柿、渋柿はよほど熟さないと食用にすることはできません。
(筆者は昔祖母の家に成っている渋柿を勝手に食べて「口がしびれてしばらく何も食べられない」という苦い思い出があります。)

ではなぜこんな渋い果物を植えているのか。
この渋柿、実は柿渋をつくる原料となるために植えられているのです。
そして「柿渋」は”日本最古の工業原料”と言われるほど大変優秀!
「防水材」「防腐剤」「染料」「やけどやあかぎれにしっぷする薬」など、多様な用途を誇っております。
湿気も多く、河川にも恵まれた日本で、柿は大切な役割を担っていたのです。

しかし今の私達の生活に「柿渋」はまったく出てこないですよね。

理由は柿渋のかわりに「あるもの」が代替しているからなんです。
そのあるものとは、、
「化学燃料」
化学燃料が安く安易に手に入る今、柿渋の出番は殆どないのです。

では渋柿はどうなっちゃうの?!、と渋柿のイマを案じられた方、ご安心ください。
現在、柿を植えている多くのご家庭では「干し柿」を作っているみたいですよ。

干し柿の作り方

材料は柿(甘柿でも渋柿でもOK!)、ひも、お水のみ!
意外と簡単に作ることができます。

(外部サイト)-干し柿の作り方-

中がトロトロで最高に美味しい干し柿の作り方【時期・吊るし方・保存方法】

柿の目利きポイント

美味な料理は、美味な素材から!
ここでは美味しい柿の目利きポイントをお届けします♪

  1. 「色」:全体的に色が均一で、赤みがあるもの。ヘタを軽くめくってみた時に、奥まできれいに柿色がついている。
  2. 「ヘタ」:ヘタの色が濃い緑色で、柿の真ん中についているもの。形が整っており、果皮から離れずに張り付いているもの
  3. 「果皮」:色が鮮やかでツヤがあるものがいい。また、果皮にブルーム(白い粉状のもの)がついていれば、糖度が高い証拠。
  4. 「大きさ・重さ」:色大きくて重みがあるもの。ずっしりとした手ごたえのあるもの。

二日酔い予防にも!柿の栄養と魅力とは?

柿には豊富な栄養が含まれており、健康効果が非常に優れています。
特に、ビタミンAにビタミンC、ミネラルなどのほか、柿特有の栄養素のタンニン。

ビタミンCも果物の中ではトップクラスで、風邪予防、疲労回復。老化防止に効果があるんだとか♪
柿の葉寿司でおなじみの”柿の葉”には、果肉の30倍ものビタミンCが含まれると言われています。

またタンニンは二日酔い予防もあるといわれています。
これから忘年会シーズンとなるので、「これは結構飲みそうだな、、」という飲み会前に、ちょっと食べておくオススメの果物です!