ししゃもの90%が偽物?

ししゃもの90%が偽物?

少しずつ木枯らしが冷たく、肌寒い季節となってきました。
こんな夜は七輪を出して、網焼きにしたししゃもを肴に日本酒をくいっといきたいところ。
そんなししゃもの旬は11月です。
しかし、ししゃもについて調べていくとびっくりな情報がありました。

「ししゃもの90%は偽物」

私がししゃもと信じていた魚”カペリン”

スーパーでも安く美味しく買い求めやすいししゃも。身近なお魚「ししゃも」。
そんなししゃも、じつは流通している90%が”偽物”と言われています。
実は店頭でよく見かけるのは「カペリン」とよばれるカラフトししゃものことでした。

カラフトししゃも、これってししゃもとほぼ同類なのでは?と思うかもしれませんが、生体や生物学的にも大きく違います。
わかりやすく例えるとすると、ライオンと猫、人間とゴリラくらい違います。

本ししゃもと”カペリン”の違いって?

パッと見ではなかなか見分けがつかない本ししゃもとカペリンですが、住んでいるところや生体、様々な違いがあります。

主な違いはこちら。

  1. 本ししゃもの方が大きくたっぷり カペリンは細長い
  2. 本ししゃもは銀色、カペリンは青系で黒光り
  3. 本ししゃもは口が大きく、目の真下より広報まで在る。カペリンは口が小さく、目もやや小さめ
  4. 本ししゃもは北海道太平洋沿岸を河口とする約8つの清流にで産卵、カペリンは淡水には出現しない

また旬のお話をすると、カペリンは通年漁獲されているのに対して、ししゃもの場合は10月~11月半ばという短い期間。
なかなか「本ししゃも」はお目にかかる機会が少ないみたいです。

そんな本ししゃもとカペリン、お値段はもちろん、味も全く違うとのこと。なんといっても本ししゃものお味は濃厚でコクがあると言われています!

そしてししゃもといったら子持ちししゃもを連想しますが、本ししゃもを堪能するなら「オスのししゃも」がおすすめみたいですよ♪

「柳葉魚-ししゃも-」の由来

ししゃもの和名は「柳葉魚」
お魚なのになぜ柳の葉っぱで「ししゃも」と呼ぶのでしょうか?

調べた所、柳葉魚はこんなアイヌ伝説を語源としていることがわかりました。

-かつてアイヌに大飢饉が訪れたとき。
天上の神カムイは上に苦しむアイヌ民を救おうと、柳の葉に命を吹き込んだ。
これを川に流すとひらひらと泳ぎだし、魚に姿を変えた。
この魚がししゃもという。-

アイヌでは柳の葉を「susu ham /シュシュハム」と呼び、それが転じてししゃもと呼ばれているようになりました。

和人が北海道に入り込む以前の大昔から、アイヌの人達の重要な海の幸であったししゃも。
昔は、産卵のために川を遡上するシシャモで川底が真黒になるほどだったといわれておりましたが、近年は乱獲のために資源が枯渇してしまい、現在のカラフトシシャモが出回っているとのことです。

ししゃもの目利き、美味しいししゃもの焼き方

ししゃもの目利きポイント

大きく以下のポイントが挙げられます。

  1. 飴色のもの、変色していないもの。
  2. 卵をたっぷりはらんだ太っているもの
  3. 鮮魚は触ってしっかりしているもの。できるだけ身がかたいもの

ししゃもといえば卵をはらんだものが良いというイメージをずっと持っていましたが、本ししゃもは、オスがおすすめなんだとか♪

ぜひ本ししゃもを食べる機会があれば、オスを食べてみてください!

ししゃもの美味しい焼き方、〇〇をプラスすると・・・

柳葉魚と言ったらシンプルに焼いて食べる方が多いのではないでしょうか。
そんなししゃも焼き、焼く前にお酒をほんの少し霧吹きで吹きかけておくと、風味よく仕上がります!
ぜひお試ししてみてください♪