ブリは旬を射止めるべし!”寒ブリ”のひみつ

ブリは旬を射止めるべし!”寒ブリ”のひみつ

夏になるとすっきりとして、秋から冬にかけてじっくりと肥える…

そう…筆者もよく経験がありますが(笑)、実はブリも同じなんです!

この時期の天然ぶりは、夏場のスラッとしたフォルムと似ても似つかないほど、見事なまでにでっぷりとした丸みを帯びた体型をしています。

出世魚とも言われているブリは、ブリの年齢、食べる季節によって味も形も全く異なる代物となります。

まさに自然の力と歳月によって旨味が最高潮に達した今の時期の”寒ブリ”は絶品なのです!

寒ブリとブリの違い

寒ブリって?

11月末~2月はじめまでの時期に水揚げされた、天然の親ブリを「寒ブリ」と呼びます。

一方養殖ブリは全国的にはまちと呼ばれたりもします。

一般的なブリは腹に脂身が乗っていますが、寒ブリは背中までサシが入っており(※赤身肉の間に入った脂肪のこと)、なんと言っても身の締りが素晴らしく、しっかりとした歯ごたえとコクが絶妙に混じり合います。

寒ブリとブリの違いは”霜降り肉と一般的なお肉”ほどの違いがあるんだとか♪

ここまで言われたら”寒ブリ”を食べないと今年を終えられない…。

でもせっかくなら最高に美味しい”寒ブリ”が食べたいですよね。

ということで美味しいと有名な寒ブリを調べてみました!

極上の天然ブリ”氷見ブリ”

寒ブリと言ったら海に雪吹き荒れる日本海…のイメージ!

そのなかでも”天然のいけす”山湾周辺で取れる”氷見ブリ”はブリ界の王に君臨しています。

秘密はブリの回遊ルートにありました。

(ブリの回遊ルート)

九州沖で生まれたブリの稚魚は春から夏にかけて日本海を北上、秋まで北海道周辺で捕食して、

春の産卵に向けて身体に栄養を蓄えます。

冬になって水温が下がってくるとまた南下し始め、その途中佐渡島のあたりで海が荒れると、富山湾の奥深くまでブリが避難してくるのです。

島根沖から九州に近づくにつれて、産卵の準備のため体から脂が抜けていきますが、富山湾に入ってくるブリはまだピチピチ。

日本海の厳しい荒波と低い海水温でしっかりと身がしまり脂質を蓄えたぶりが、波が比較的穏やかで栄養も豊富な富山湾内に入ってくるとより一層食欲も増し、極上の脂ノリと身質になります。

12月に入って、海が荒れ、「鰤(ぶり)起こし」とよばれる雷鳴が轟けば、氷見でのブリ漁開始の合図!

まさに今、寒ブリの旬なのです!

養殖ブリも負けてない!フルーツ魚”柚子鰤王”

では通年食べられる”養殖ブリ”は劣っているの?と言われたら全くそんなことはありません。

ブリの研究から導かれた、飼育に最適な水質、水温、バランスの取れた餌で、養殖ブリはとても美味しく進化しました。

特に最近聞くようになったのは”フルーツ魚”独特の魚臭さなどがなく食べやすい養殖魚として、若い人を中心に人気があります。

そのフルーツ魚の中でも一番初めに香る養殖魚として開発されたのが”柚子鰤王”になります。

もともとはブリの血合い肉の褐変の解消に抗酸化物質として『柚子」が使わえたのがきっかけとのこと。

この柚子鰤王は、「魚特有の臭みが抑制されている」他、「旨味甘味成分の増加」、「柑橘系フルーツの抗酸化作用で魚の変色や痛みを抑える」といった特徴もあります。

最近は回転寿司でも見かけることが多くなりました。

ぜひお魚が苦手なお子様がいたら、フルーツ魚から挑戦してみても良いかもしれません♪

ぶり(切り身)の目利きポイント

ブリの目利き…といっても、一尾まるまるさばく方は少ないと思うので今回は”切り身”の目利きポイントをお伝えします!

(強調)ポイントは“皮の色”

白い皮がついている切り身の方が油が乗っている腹にあたります。

ぶりは部位によって皮の色に違いがあり、“腹身”は白色で“背身”は青色。

“腹身”の方が油がのっているので、“トロ”のような柔らかさを堪能したい場合は白色の皮のものを選ぶのがおすすめです。

あとはこんなポイントが挙げられます。

  1. 血合いの色が鮮やか (時間が立つごとに黒ずみ、臭みが出てくる)
  2. 皮は、ツヤやかで光沢があり、赤身の色は鮮やかな赤色でツヤ、透明感がある。
  3. 身、刺身は、切りたてであれば切り口のエッジが効いている。

ぶりの栄養効果は抜群!


お刺身でも煮付けでも照り焼きでも美味しい!
ブリの栄養効果は抜群です。

豊富なDHA・EPA

まずはブリに豊富に含まれているDHA・EPA!
DHA・EPAは血中のコレストロール値や中性脂肪を低下させてくれます。さらにEPAには血液をサラサラにして血流を良くしてくれる効果があると言われています。血管の不健康が起因して起こる脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病の予防も期待できます。

生活習慣病の予防に効果大

血合いの部分に含まれる「タウリン」にはホメオタシス作用があります。
例えば血圧が高い方には血圧を下げる働きを、内臓が弱っている方には内臓の働きを活性化する働きをします。疲労やストレスでバランスを崩した体を元に戻す役割を果たしています。

年末にむけて大忙しとなる方も多いと思います。
ぜひ旬のブリを食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?